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代表 木村黒バック写真 コラム「組織の成長加速法」-第162回 マネジメントに「意図を込める」と全てが変わりだす

新卒で入社して6年目の次世代リーダー候補の方とお話をしていた時のことです。

過去の自分を振り返り、如何に何も考えずに仕事をしてきたことを反省していました。最初の3年間は、「毎日仕事を仕方なくやる」ことを繰り返してきました、と。

この彼は、今、部門の業績を引っ張る超若手リーダーです。

1年前にマネジメント技術を学んで以来、「自分と同じような思いをしているだろう、自分の後輩、入社年次の若いメンバーをサポートしていきたい!」と目を輝かせて話してくれました。

彼が若手リーダーとして、驚くべき成長を遂げたのは、1年前のことです。更にその半年前、主任と面談がきっかけとなっています。

この主任もまた、その若手リーダーと面談をする半年前に、課長と面談を始めていました。そして、同時にマネジメント技術を学びました。

この主任は、将来の幹部候補として、様々な部門経験を積み始めています。20代の若者達が、リーダーとして、部門をまとめ、自ら10年先を見据えて、幹部候補として未来の研鑚を積む、理想的な組織がここにあるのです。

どうして、こんなことができるのか?

それは、社長が組織の成長を意図して創る、と決めたことがきっかけです。


マネジメント技術を学び、その通り実践することで、目の前の人の成長を確実に形作ることができます。

念のため、申しあげますと、社員の成長は、もちろん、結果が出ることです。

営業部門であれば、売上げが上がります。製造部門であれば、生産性が向上します。企画部門であれば、企画の質も量も上がります。管理部門であれば、間違いが少なくなり、扱う量が増えます。

これは、何か特別の経験は一切必要ありません。ただ、型通り、実践するだけで誰もが目の前の部下を成果に向けて動かすことができるようになります。

この仕組みは、日本初の仕組みで、まだまだその存在を知っている人は少ないのです。当然、多くの社長の知るところでもありません。

多くの社長の方々にとって、聞いたことがない、新しいモノなのです。


体験していただければ、ほとんどの社長は3ヶ月でその効果を実感されますが、今、導入前の段階でそこを実感することはできません。

ただ、未経験の段階でも、確認いただけることがあります。

少しだけ御社の状況を振り返ってみてください。確認いただくことは、「なんとなく」なのか「意図があるのか」です。

「なんて、無礼な!」と思う方もいらっしゃる方もいるかもしれませんが、もう少しだけお付き合いください。

ほとんどの社長は明確な意図をもって経営をしています。その証拠に明確な目標があります。「目標がある」ことは、「明確な意図があること」を指します。

ところが、ことマネジメントになると、明確な意図が消え失せるのです。


繰り返しになりますが、
マネジメント「技術」というのは、再現性があるということです。

これをすれば、間違いなく目の前の社員が動きだすのです。それも、大声を上げる必要もなく、賞罰を与える必要も無く、金銭的な見返り必要ありません。

一つ確認させてください。

「ご自身のやっているマネジメントは、再現性はあるでしょうか?」


これまでお会いした、ほとんどの社長は、「自分なりに、よかれと思ったマネジメント」をしています。

もちろん、うまくいった経験があるから、それを続けているのです。ただ、「自分なりに、よかれと思ったマネジメント」の場合は、それが効果を発揮する幅が限定されます。

「アイツにはうまくいくけど、アイツにはうまくいかない。」こんなことが起こるのです。人不足時代にあっては、「うまくいかない奴は全部いらない。うまくいく奴だけ残そう。」という昭和の時代の選択肢はとることができません。

「アイツにはうまくいくけど、アイツにはうまくいかない。」の場合は、うまくいく人数が少ないことが大きな問題を引き起こします。年を追う毎に、うまくいかない社員の人数が増えていき、組織の停滞を生み出していくのです。

一方、マネジメント技術は、汎用性が高いのです。相手が人で有る限り、効果があります。
くすぐられると、人は笑ってしまいます。おいしいものを出されると、人は手を伸ばしてしまいます。好きなことに、人は夢中になります。マネジメント技術は、人ならば、このように動いてしまう、という人に共通する要素を使うことで、相手の行動を自然に生み出します。


マネジメント技術を知らない人は、マネジメントは難しいと言われます。しかし、マネジメントは本来単純明快です。決して、難しくありません。そもそも、難しくあっては成らないのです。もし、難しいとすれば、それは再現性の担保とは真逆のことになります。

変化の激しい中において、どのように、勝ち残っていくのか。それは、組織を自在に動かしていくことです。変化へのスピードに如何に早く対応するか。ただ、この一点です。

そもそも、何のために、社員を成長させる必要があるのか?

それは、売上げを上げることよりも、生産性を上げることよりも、様々な量や質を上げることが目的ではありません。

その目的は・・・・この続きは、次回にお伝えしましょう。